2022年第1期「終わりの時代に生きる」
第2課 人類の堕落 仲泊大輔
- 今週のポイント
- 今週は人が罪に落ちてしまった要因であるサタンの策略と、それに対する神様の初めからの希望の約束を学びます。
- サタンは実在する誘惑者であり、あからさまな神の敵として私たちに近づくのでなく、聖書の言葉さえも悪用しつつ、私たちに神様を疑わせるようにするのです。
- エバは、神様が食べてはいけないと言われた果実を、食べるに良いと自分で判断するようになりました。サタンの誘惑に陥った人は神様の基準ではなく、自分の基準で物事の判断をしようとします。聖書の言葉でさえも自己正当化のために用いるようになってしまいます。つまり、サタンと同じ働きをするようになります。
- 「あなたはどこにいるのか」という問いかけからすでに神様の救いの計画は始まっていました。この問いかけは私たちへの問いかけであり、聖書全体に流れる一貫した神様の救いと裁きの方法です。私たちは今どこにいるでしょうか?
- 神様は初めから人間を救うための希望を示してくださいました。蛇、女、女の子孫との大争闘は終わりの時まで続きます。しかし、神様が約束された罪からの救いと蛇の滅びは必ず成就します。
- 出産は痛みを伴う奇跡です。新しい命が誕生するまでの長い苦しみがあります。ですが、聖書の約束通り、新しい命が誕生するとその長い苦しみは希望と喜びに変わります。同じように、罪の世の中に生きているということは出産前の長い苦しみの期間と言えるでしょう。しかし、その罪を終わらせるとイエス様は約束してくださいました。これが私たちの希望です。
- 創世記の最初の3章には神様がもともと持っておられた御心と、侵入した罪に対処するための御心の二つが示されています。罪が侵入する前は単純だったことも罪の世の中では大きな問題となります。罪の世の中に生きる私たちは慎重に聖書を学ぶことによって、様々な判断基準を自分ではなく、神様に求める必要があります。
- ディスカッションのためのテーマ
- 聖書の判断基準と自分の判断基準の違いに葛藤したことはありますか?
- ガイド金曜日の話し合いのための質問❶と❷をぜひ話し合ってみてください。
- 補足・コメント
創世記の最初の3章の学びは聖書全体の基礎です。この部分をじっくり学ぶことでそれ以降の聖書の記述をより具体的に理解できると思います。皆さんの学びが豊かに祝福されますようにお祈りしています。