安息日学校部

202102004安河内アキラ解説

2021年第2期「約束―神の永遠の契約」

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第4  永遠の契約 4月24日

 

暗唱聖句
「わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の神となる。」

創世記17:7

                                           

今週の聖句
出エジプト記3:14、創世記17:1~6、創世記41:45、ダニエル1:7、
創世記15:7~18、創世記17:1~14、黙示録14:6、7

                                           

今週の研究  神の御名は、なんでしょうか。それはどんな意味ですか。神がご自身を表すためにお用いになった名は、どんな重要な意味を持っていましたか。神はなぜアブラムの名をアブラハムに変えられたのでしょうか。なぜ名前は重要なのでしょうか。神の契約にはどんな条件や義務が伴いますか。

                                           

日曜日:このヤハウェという名は、旧約聖書に6,828回出てきますが、いくぶん神秘に包まれています。それは「存在する」という意味のヘブライ語の動詞「ハヤー」の変化した形であると考えられますが、この言葉は「永遠のもの」「実在するもの」「自存するもの」「自足するもの」または「永遠に生きるもの」といった意味にもなります。いずれにせよ、この称号によって強調されている神の属性は、自存と真実です。これらの属性は、実在しない想像上の礼拝の対象である異教の神々とは異なり、主が「生きている神」であり、「生命の源」であることを指し示しています。
出エジプト記3:14には、主ご自身で「ヤハウェ」の意味を「わたしはあるという者」であると説明なさっています。この意味は、神の無条件の存在としての実在を表し、そして、過去、現在、未来を支配なさる神の統治をも暗示しています。

                                           

火曜日:そのように考えると、なぜ神がアブラムの名前をアブラハムと変えたいと望まれたのかを理解することも難しくはないでしょう。アブラムは「父は高められる」という意味であり、神はそれを「多くの民の父」という意味のアブラハムに変えられました。神が契約の約束の中で、「わたしは、あなたをますます繁栄させ、諸国民の父とする。王となる者たちがあなたから出るであろう」(創17:6)と言われました。おそらく神は、不妊の老女を持つ99歳の老人であるアブラハムが、その契約の約束を信じるのを助けるために、彼の名前を変えられたのです。言葉を変えるなら、神の約束を信じる彼の信仰を増すために、神はそうされたのでした。

                                           

木曜日:神の契約の祝福は、ある条件が契約の受益者によって満たされない限り、それを真に楽しみ、維持することはできません。これらの条件は、〔神が〕契約を立てるために必要なのではなく、〔神の恵みへ〕人間が愛と信仰と服従で応答するためでした。それらは、人と神との間の関係を明示するためにありました。服従は、神が、人間に対して契約の約束を成就するために必要な手段なのでした。
不服従によって契約を破ることは、築かれた関係に対して不誠実であることです。契約が破られるとき、破られるのは〔人が祝福を〕受けるための条件ではなく、〔神が約束を〕成就するための条件なのです。

                                           

まとめ:神はアブラハムを主との特別な関係の中に招かれました。それは世界に救いの計画を表すものとなる関係でした。

                                           

今週は、アブラハムの契約について学びます。アブラハムは神さまから命令を受けてカルデヤのウルから遊牧民として旅に出ました。そして今週の学びにある、創世記15章と17章で神さまから祝福の約束を受けます。わたしが若かったころ、15章において神さまとの契約を結ぶために牛や、やぎ、羊を2つに裂いて、その間を神さまがお通りになった場面の意味を知りました。それはもし契約が守られない時には、このように裂かれても良いというほど重たい契約だったのです。

今期「契約」について学ぶ時に、契約を結ぶためには、約束の内容、そのことばに力が無ければ意味がありません。わたしたちは神さまのことばによって、この世界が創造されて、すべてのいのちが生まれて、そして最後に復活をして天国へ入れていただき永遠のいのちが与えられるという約束を信じています。それはわたしたちの功績によるのではなく、すべて神さまのいのちのことばによって与えられます。

それだけの力あることばの持ち主である神さまは、アブラハムともし守られなかった場合には八つ裂きになっても良いという重たい意味のある契約を結ばれたのです。けれどもすぐには成就しません。そして17章で彼が99歳になり、人間的にはすべての可能性が失せてしまったように見える状況でも神さまは再び祝福の契約を結ばれます。

わたしたちにとって、神さまへ願い続ける時に、祈ったとおりに神さまが応えてくださらないことが多々あるでしょう。神さまのためにいのちを落とした方もたくさんいます。けれども神さまを信頼し続けること、必ず救ってくださることを信じて応えて行くこと、これが契約に求められているのではないでしょうか。神さまは、わたしたちとも永遠の契約を結んでくださいます。わたしたちはそのために、代価を払う必要はありません。その約束が信頼して置かれた場所で、神さまの愛の実現のために働いて行くのです。