安息日学校部

第9課 聴覚しょうがい者用:山口健太

2021年第2期「約束」(神の永遠の契約 

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第9課 契約のしるし 山口健太

1.安息日午後

安息日は私たちをあるべき場所に引き戻してくれます。あるべき場所とは、すべてのものは神によってつくられたという事実であり、それは私たちの戻るべき出発点です。

安息日は、休むことのない規則正しさで、私たちが「初めに」天地を創造されたお方である神に属していることを思い起こさせます。今週は、シナイの契約の文脈から安息日というしるしについて学びます。

 

2.日曜日:起源

聖書はユダヤ民族が生まれるずっと以前から安息日が存在していたことを示しています。創世記2:2、3と出エジプト記20:11を見ると、安息日の起源は創造週にあることがわかります。創世記2:2、3で使われている「休まれた」という言葉の原語は、名詞の「安息日」と関係しており、神様が第七日を安息日として祝福し、聖とされたことは明らかです。

神様が第七日に休まれた理由について、神学者のカールバルトは「神の休息に神と共に入らせるため」としています。安息日を通して神様は私たちを神様との親しい交わりのうちに招いてくださっているのです。

 

3.月曜日:シナイ以前の安息日

シナイ以前に荒野でイスラエルに与えられたマナの物語である、出エジプト記16章を注意深く見ると、主がイスラエルの民に安息日を与え、マナを通してその神聖さを示したということがわかります。事実、毎日降っていたマナは安息日には降らず、安息日以外では翌日になると腐っていたマナが、安息日のために6日目に集めたマナは腐りませんでした。

 

4.火曜日:契約のしるし

安息日は、聖書の中で4回、「しるし」として示されています。聖書における「しるし」としての安息日には、あるはっきりとしたメッセージを伝えるという意図が含められています。

ユダヤ人は安息日をメシアによる贖いのしるしと考えていました。そのように私たちも安息日を神の救いの恵みのしるしとして考える必要があります。「あなたはかつてエジプトの地で奴隷であったが、あなたの神、主が力強い手と、伸ばした腕とをもって、そこからあなたを導き出されたことを覚えなければならない。それゆえ、あなたの神、主は安息日を守ることを命じられるのである。」(申命記5:15 口語訳)

 

5.水曜日:聖化のしるし

出エジプト記31:13には、安息日の二つの概念について書かれています。「知識のしるし」としての安息日、「聖化」のしるしとしての安息日の二つです。

「知識のしるし」としての安息日は、「主を知ること」、すなわち、主と正しい関係に入ることを意味します。「聖化のしるし」としての安息日には、主がその民を「聖」とすることによって「聖化」されることを意味します。13節の「わたしがあなたたちを聖別する主であることを知るためのものである」という言葉にあるように、安息日は、聖なるものとするお方としての神の知識を与えるしるしなのです。

安息日ごとに私たちは、神によって創られ、救われたことを思い起こします。安息日は、私たちが神様による「聖化」を経験し続けるために大切な役割を担っているのです。

 

6.木曜日:安息日を覚えること

安息日を覚えるということにはまず、過去のあるものを思い出すという意味があります。すなわちそれは、創造の御業を思い起こし、さらに神様が私たちとの特別な交わりの日として安息日を作ってくださったことを思い出すということです。

さらに、私たちは安息日を「覚える」だけでなく、「守り」、「聖別する」ということが求められています。この点において、安息日は現在の私たちにも重要な意味を持ちます。

そして、安息日は再び主が来られる約束に満ちた未来へと私たちの目を向けます。安息日を覚え、守る人は、主との関係に留まるからです。ホワイト夫人は、安息日を聖く守ることによって私たちが主の民であることを示すしるしとなると言っています。

 

7.金曜日:さらなる研究

十戒は神と人間、そして人間同士の関係について語られています。その十戒の中心は安息日の戒めです。十戒における安息日の戒めは、神が創造主であり、唯一のお方であることと、主の所有権と権威の範囲は「天と地と海とそこにあるすべてのもの」におよぶことを示しています。