セブンスデー・アドベンチスト教会

アドベンチスト教会もトンガで大きな被害

アドベンチスト教会もトンガで大きな被害

トレーシー・ブリッドカット(Adventist Record【南太平洋支部機関誌】)

ADRA南太平洋支部は、2022年1月15日に発生した海底火山噴火と津波による被害の詳細が明らかになるにつれ、トンガの必要に対応する準備が整ってきました。

海底通信ケーブルの被害により通信が制限されたままですが、トンガ政府は初の公式な最新情報を発表し、状況を 「未曾有の災害 」と表現しています。現在までに、3名の死亡が確認されており、多数の負傷者も報告されています。マンゴー島を含むいくつかの小さな島では、すべての家屋が破壊されるなど、最も深刻な被害を受けています。フォノイフア島では2軒の家屋が残るのみで、ノムカ島でも甚大な被害が出ています。

グレッグ・ヤングADRA南太平洋支部長は、「今回の災害で影響を受けたトンガのすべての人々に、心からの祈りをささげます。ADRAはこの状況を注意深く見守っています。私たちは、トンガの人々を支援するために、仮想緊急対応チームを立ち上げました」と述べています。

洪水は、家屋、教会、その他の公共インフラに被害を与えています。トンガタプ島の首都ヌクアロファの前浜にあるトンガ・ミッション本部など、いくつかのアドベンチスト教会の建物にも影響がありました。

「トンガ・ミッションの事務所、ミッション教区長の住居、そして敷地内にあるもう一軒の家が大きな被害を受けたという知らせを一夜にして受けましたが、人命が失われず、教区長とその家族が無事であることを神に感謝しています」とヤング支部長は語りました。

南太平洋全域で、アドベンチストのメンバーは、噴火後の家族や友人の知らせを心待ちにしていました。トンガとの通信は、主要な海底通信ケーブルが損傷したため、依然として制限されたままです。

トンガ人である中央太平洋教団のマベニ・カウフォノンガ総理は、「私の心と祈りは、トンガの人たちのためにあります。私は、どこにでもおられ、私たちができること以上に彼らのケアをしてくださっている愛に満ちた神に信頼を置いています」と述べています。

1月17日の報道によると、トンガ・ミッションの事務所スタッフは、津波の襲来後、ベウラ・アドベンチスト大学に避難したとのことです。

教会指導者は、詳細が明らかになるにつれて、トンガの人々のために祈り続けるようアドベンチストに呼びかけています。

Adventist Reviewオンライン版2022年1月20日掲載