セブンスデー・アドベンチスト教会

神様の領域を広げよう

神様の領域を広げよう

ロン・クルーゼ著『イエスのみ名によってとりなしの祈りの驚くべき力』は、皆さんにぜひ読んでいただきたい本です。

祈りの行進という、ウィズコロナ時代にピッタリの方法を紹介しているのはお聞きになっているかもしれません。コロナの状況にかかわらず、何をしていいかわからないでいる教会は、ぜひこの本を読んで、そこに書いてある事柄を試してみてください。さらにこの本は、組織的に粘り強く祈る必要を教えています。そのような祈りは集団戦であります。個人戦ではないのです。教会が一体となって主に願い求めていく。そのような祈りが、力強く各教会で復興していくことを願っています。

私たちはときに、神様は全能のお方なのだから、神様がお望みなら何でもおできになるはずだ。私たちが祈ることで神様のみ心を変えたり、すでに決まっていることを変える必要などあり得ないと考えることがあるかもしれません。

クローゼ先生は、「交戦規定」がキリストとサタンの大争闘にもあるのだという説明によって、祈ることの重要性を訴えています。神様は、ご自分が不公平であるというサタンの訴えにも、きちんと向きあわれます。そして、彼が不法に訴える彼の主権をも、ある程度まで認められるのです。例えば、ルカによる福音書223132節などがあげられます。

「シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。 しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」(口語訳)。

サタンは神様の統治を残酷な専制君主のようだと批判しているわけですから、神様はサタンにそのような主張の根拠を与えることができないというわけです。祈ってもいない教会を神様が助けたら、サタンは早速不公平だと言うでしょう。

ですから、「もし人々が信仰をもって祈るなら、神の支配の境界線は広がり、人の人生をとりなす力も増すのです!」(『イエスのみ名によって』95ページ)。「信仰をもって求める人が増えれば増えるほど、主はこの大争闘において規定の範囲内で、より自由にお働きになることができるのです」(同97ページ)。

私たちの祈りが神様の活動範囲を広げるのだとしたら、サタンが必死で私たちを祈らせないようにするのは不思議ではありません。聖徒たちが祈りの真の力に目覚めたら、彼ら(サタンと悪天使たち)は本当に困るのです。ですから、ぜひこの本をご一読ください。

でも、祈り始める前に、何を祈るのか十分に時間をかけて考えてください。答えを得るまで祈りをやめないと心に決めるのです。教会全体で決めていただけたらと思います。こうして教会は神様と共に働く器となるのです。

*聖句は©️日本聖書協会

アドベンチスト・ライフ
2021年7月号
教団総理 稲田 豊