セブンスデー・アドベンチスト教会

神にはできる

神にはできる

明けましておめでとうございます。今年も各教会の上に主の豊かな祝福をお祈りいたします。
昨年5月、アフリカのルワンダで開催された2週間の講演会で、10万人の人々が救われました。ルワンダのアドベンチスト教会史上類を見ない圧倒的救霊数でした。また9月のモンゴルのウランバートル市(教会と集会所計13)で開催された1週間の講演会では、これまた200人救霊が実現しました。救霊の成果の秘訣は何かとの問いに、世界総会も支部も、そしてそれぞれの教団も「信仰と全員参加伝道」と答えます。
モンゴルの牧師会長は信仰をもって200人救霊の目標を掲げ続けました。リーダーたちも消極的な牧師や教会を何度も訪ねては参加を促し、全員参加でこの救霊の戦いを戦ったのです。その結果、人間的には不可能と思われる救霊が神さまの祝福の中で与えられたのです。
台湾教区でも、12月の特別講演会のために800人の求道者が聖書研究を受けていました。世俗化された都市部での伝道は困難とされ、閉塞感が漂っていました。しかし信徒が祈りと献身により求道者を集め、牧師と全長老が聖書研究を授けたというのです。祈りと全員参加が事態を大きく変えたのです。
私たちの信じる主は生きておられます。生きて働いておられます。すべての人間を救いたいと働き続けておられます。その主が人類救済のパートナーとして選んだのが教会でした。聖霊の働きの中で神の子となった者たちの群れ、教会が主の選んだ唯一の方法でした。その教会が信仰と祈りと全員参加をもって、主と共に人類救済の働きに参加するか否かがいつの時代も問われてきました。
サタンもまた、ひとりでも多くの人類を滅びへの道連れにしようと、懸命に働いています。ですから、伝道も救霊も戦いなのです。ひとりの魂をめぐってキリストとサタンが戦っています。私たちの教会も、サタンの戦略である現実主義、悲観主義、満足感、不和に打ち克ち、キリストと共に人々の救いのために一致して戦いたいのです。
昨年の教団年次理事会にて、2020年までに日本のアドベンチスト教会を2万人信徒、2万人礼拝出席者とするという幻を「ビジョン2020」として採択いたしました。「目を上げて畑を見るがよい。色づいて刈り入れを待っている」(ヨハネによる福音書4章35節)と言われた主は、「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす」(ルカによる福音書10章2、3節)と、私たち一人ひとりを召し出されました。そしてこの日本の大いなる収穫を計画されているのです。「この世における神の働きは、わが教会員となっている男女がこの働きために奮起し、牧師や他の教会員と努力を共にするまでは完結しない」(『希望への光〜クリスチャン生活編』942ページ)
私たちの経験では信じられないような幻も、信仰と祈りと全員参加をもって可能になると信じます。「人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ」(マルコによる福音書10章27節)。

教団総理 島田真澄 アドベンチスト・ライフ2017年1月号