セブンスデー・アドベンチスト教会

アドベント待望

アドベント待望

 アドベントとはキリストの降臨のことです。キリストのこの地上への降臨は、合計3回あります。
 1回目の降臨は初臨と呼ばれ、「クリスマス」として有名です。十字架に贖いの死を遂げ、罪人にゆるしと永遠のいのちを与えるために、キリストがこの世界に降臨し、人間として生まれたのです。この12月、私たちはこの神の愛、キリストの恵みに感謝し、クリスマスを祝います。クリスマスは、この異教の国、日本で最も有効な伝道の機会でもあります。
 2回目は再臨と呼ばれ、私たちの教会の名前の「アドベンチスト」は、このキリストの再臨を待望することに由来します。この時キリストは裁き主として、救われる者とそうでない者を分けるために降臨されます。キリストを信じる者、永遠のいのちに救われる者はキリストと共に天に昇るのです。その日が近づいています。ですから私たちの教会は伝道を急ぐのです。愛する家族や友人、隣人と共に天に昇りたいからです。
 そして第三降臨は、千年期が終わってキリストが神の民と共にこの地上に帰って来られる時に実現します。新天新地にて永遠のいのちを共に生きて下さるのです。「神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである」(黙示録21章3、4節)。
 すべての降臨は、神の人類救済の計画のクライマックスです。すべては、神の愛と恵みによる救いの出来事です。神は、この出来事を聖霊のご支配の中で粛々と実現されます。そして、この神の人類救済の計画実現のパートナーとして選ばれたのが教会でした。この私たちが、人類救済のために神に選ばれた器なのです。アドベンチストにひとりの例外もありません。すべてのアドベンチストが救霊使命に召されています。ですから全員参加伝道が訴えられているのです。
神は、キリストの初臨というベツレヘムの片隅で始まったキリストの人類救済の働きを、教会の働きを通して実現されようとしています。私たちはどんなに非力であっても、約束の聖霊が注がれるときに力を得ます。そのためには初代教会のように「心を合わせて熱心に祈」る必要があります(使徒言行録1章14節)。「777の祈り」「234の祈り」をもっと熱く祈りましょう。
 救霊は、神の意志であり働きです。「神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます」(テモテへの手紙一・2章4節)。その神との協働が期待されている私たちは、この季節キリストの貧しき誕生から始まった神の人類救済の計画を深く想いたいと思います。すべては、神の愛と恵みに信頼することから始まります。私たちの愛する家族や友人、隣人の救いのために、神からの愛と知恵と力がさらに与えられますよう祈ります。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネによる福音書3章16節)。

教団総理 島田真澄 アドベンチスト・ライフ2017年12月号