セブンスデー・アドベンチスト教会

ふたつの祈りの戦い

ふたつの祈りの戦い

6月9日〜24日の2週間、フィリピン・ミッショントリップに日本から48名の講演者が参加しました。ミンドロ島での14日間の伝道講演会に27名の牧師、13名の信徒、そして8名の神学生が献身したのです。講演会中心の海外へのミッショントリップは、日本教団としては初めての試みでした。世界総会のAWR、北アジア太平洋支部、南アジア太平洋支部、北フィリピン教団と南中央教区の支援の下、このミッショントリップは実現しました。それぞれのリーダーに心からの謝意を表したいと思います。
日本からの参加者の多くは、日本生まれの日本育ち、英語が得意なわけではありません。毎日午前は、英語の原稿を声に出して読み、講演の形へと整え、午後はそれぞれの派遣教会周辺の家庭を訪問したり、子供たちと遊んでは講演会へと誘うのです。会場まで遠い者は2時間半の道のり、クルマでの往復だけでも疲れるような距離です。しかし、現地教会員に支えられ、共に祈りながら彼らは最後まで戦い抜きました。この講演会は個人戦ではありません。日本からの祈りを含め、まさに祈りによる団体戦でした。
24日安息日に、彼らの講演会出席者が868名バプテスマを受けました。AWRによるラジオ伝道の成果を加えて、この週だけで計約1400名のバプテスマがありました。なお100名余が近日中にバプテスマを受ける予定です。フィリピンとは言え、この経験は祝福に満ちたものでした。慣れない英語で成し遂げた17回の講演会、日本語での講演会のハードルは決して高いものだとは思えなくなりました。

このミンドロ島での講演会訪問後、22日から24日まで鹿児島教会の講演会で奉仕させていただきました。例年講演会と言えば、教会員を含めて50名前後の出席者であったところ、今年の講演会出席者目標を3日で計600名とし、平均200名出席という無謀ともいえる計画が立てられていました。毎日、講演会の前に20分のコンサートを企画、1日目教会コワイヤー、2日目ジョン・ルーカスとゴスペルファミリー、そして3日目三育小学生によるコンサートで、関係者をそのまま講演会に誘う計画でした。
そして、何よりも感銘を覚えたのが、講演会前2か月にわたっての教会員による祈りのリレーです。志願者が1日24時間、1時間ごとの祈りを継いで、2か月間講演会のための祈りが止むことはなかったのです。夜中の1時から4時まで、この最も困難な時間帯を引き受けていたのが長老ご夫妻でした。今年のバプテスマ目標20名、講演会平均出席者数200名(礼拝出席者数は約90名)の目標を掲げた信徒伝道会の役員を、そして教会の救霊使命を教会が一丸となって祈りで支えたのです。
3日間の合計出席者は633名、アンケートで「バプテスマ希望」「キリストを個人的な救い主として受け入れたい」という項目にチェックした出席者は34名。教会のビジョンと祈りと一致を、神が豊かに祝福して下さいました。
教団総理 島田真澄 アドベンチスト・ライフ2017年8月号